2022年01月27日

ダコタ燗銅壺(自作・燗銅壺Ver.4)の製作〜その1

先日の考察で思い至った「自作・燗銅壺(野燗炉)Ver.4」改め「ダコタ燗銅壺」の製作に入りました。
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※箱入り娘の「自作・燗銅壺Ver.2」を「ダコタ燗銅壺」に改造したので、今日の実際の作業は蓋に吸気穴を加工していくところからスタートでしたが、後日見やすいように全ての作業工程をまとめておきます。

まず、加工を終えた材料一覧がこちら。
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湯煎槽:ダイソーメスティン3合×1
炉(燃焼室):φ9cm蓋付きステンレス保存容器×1
吸気用配管:水道配管用L字エルボ(呼び寸13A,Rc1/2×Rc1/2)×1,水道管用ニップル(呼び寸13A)×1,水道管用ナット(呼び寸13A)×3
※この他に水道テープ、水道管のネジ部(カット)、シリコンOリング(自作)など。

(1)湯煎槽(メスティン)の穴開け加工
「ダコタ燗銅壺」で穴開け加工が必要なのは蓋のみでメスティン本体への穴開けはありません。炉(燃焼室)にするステンレス容器を挿入する穴、ちろりを挿入して燗を付ける湯煎穴、そして炉の吸気口のパイプを出す穴の3つです。
ステンレス容器の挿入部と湯煎穴は口径が非常に大きいので、ニブリングツールという道具で円形に喰い切りって穴を開けて、切り口をヤスリで整えます。
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吸気用の配管は水道用の金属管(13A)を使いますので、通す穴はφ21〜22mm。こちらの加工にはステップドリルを使いました。
初めに、φ2〜3mmの細ドリルで中心を決めます。ドリルの先端にタップドリルオイルを塗ってから低速回転でゆっくり押し当てれば、それほど力を掛けなくても開口します。
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その後、先端をステップドリルに付け替えて、一つ口径を広げる度にタップドリルオイルを補充しながら開口していきます。
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穴を開け終わったところ。
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(2)炉(ステンレス容器)の加工
メスティン蓋と同様にステンレス容器の側面にもφ22mmの穴を開けます。ステンレスはアルミより格段に硬くて作業が難航したため、写真を撮る余裕がありませんでしたので割愛します。
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また、ステンレス容器をメスティンの中に水没させたときに底を少し浮かせておきたいので、ステンレス容器の底にスペーサとしてM4のステンレス袋ナットを銀ロウでロウ付けして脚にします。
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(3)吸気用配管の工作
炉にするステンレス容器内の出っ張りをできるだけ小さくするため、L字のエルボーを固定するためのオスネジを作ります。適当な長さの配管のネジ部分をパイプカッターでグリグリカットして、切り口のバリをヤスリで整えます。
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バリが取れたら、ナットを根元までねじ込みます。
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ステンレス容器をメスティン蓋に通してから、吸気口の配管を取り付けていきます。
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先ほどのオスネジを挿入して、ナットと壁面の間に細く折った水道テープをグルッと一周押し込みます。水道テープの耐熱温度は一般に260℃と言われおり、日常的に手に入る樹脂系の防水材でこれ以上の耐熱温度のものは恐らくないと思います(アンティーク品の燗銅壺野水漏れ修理によく使われているスーパーXでも耐熱温度は100℃)。使用箇所はロストル(火皿)の下側で炭が直接接触しない場所で、外部は湯煎槽に水没しているので、空焚きさえしなければ耐えられるのではないかと思います。(自己責任)
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表に出たネジ部分にも水道テープを巻いておきます。
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この状態で、内側のオスネジを軽く押さえながらエルボを思いっきり締め込むと、ステンレス容器とナットが密着し、隙間に挟んだ水道テープで防水されます。
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あとは、エルボの口をニップルで延長してメスティン蓋の表に出し、蓋の高さを調整して表裏からナットで固定します。
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(4)完成図と漏水チェック
こちらが完成図です。炉の横に吸気口の穴がコンニチワ。
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この状態でメスティンに水を張って一晩放置して漏水しないかをチェック。
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翌朝…ちゃんと防水できていたようです。
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ということで、週末は燃焼実験します。
posted by sahitahu at 06:27| Comment(3) | DIY