登山家(?)の栗城史多さんが、エベレスト攻略中に亡くなったとの速報。
この方、専門家の間では「登山家」と認識してもらえないものの、一部の熱烈ファンや協賛企業に支えられて活動されてたみたい。
登山のことなどまるで知らないド素人な私ですが、何かのネット記事で彼を知った頃から私が抱いていた彼の印象は、「必殺」系時代劇によく出てくる「悪い大人に利用されて自分には超能力があると信じているイケメン教祖様」みたいな感触。この手の話の場合、最後には超能力のからくりに本人が気付いて黒幕に消されてしまう(そして黒幕は仕事人に仕置きされる)パターンが定石。
今回の事故を受けて改めて検索してみると、登山ライターさんのブログが出てきて、この方の解析が正鵠を射ており納得
https://www.moriyamakenichi.com/2017/06/blog-post_9.html?m=1また、Wikipediaにあった彼の来歴では、彼が世に出たのはとあるバラエティ番組で「引きこもりの登山家」みたいなキャッチで売り出されたのが最初。その時も実際には引きこもりではなく「キャラ」として演じてたらしい。
これがホントなら、彼はスタートからテレビの虚構を利用し、大きくなりすぎたその虚構に押しつぶされて亡くなった…登山ライターさんが懸念された「大きくなりすぎた嘘が招く最悪の事態」が現実になってしまった…ということ。
人並みならぬ大望を果たすためには、そこに至るための現実的な中間目標を順次立ててクリアしていく計画性が重要だと思います。今回の件は「好きな山で死ねて本望でしょう」で済ますのではなく、事故の原因解析が必須だと思います。
悪い大人に振り回されて命を散らしてしまった若者の冥福を祈ります。
posted by sahitahu at 08:25|
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